
「なんとなく不快…」「ニオイが気になる…」と、ついネガティブに捉えがちなおりもの。
でも実は、女性の体の変化を知らせる大切なサインだということをご存知ですか?
おりものの役割や月経周期との関係を知ることで、
自分の体調をより深く理解できるようになります。
大切なサインを見逃さないように、「おりもの」について正しい知識を身に付けましょう。
女性にとって大切な「おりもの」
とは?
おりものとは、子宮頚部・子宮内膜・腟から分泌される粘液のこと。
膣内部のうるおいを保って粘膜を守ったり、汚れを排出したりする役割があります。
また、細菌の侵入を防ぐ働きもあり、女性の健康を守る大切な存在なんです。
実はこのおりもの、月経周期にあわせて変化するのをご存知でしょうか?
次は、生理のサイクルごとに変わるおりものの特徴を見ていきましょう。
月経周期とおりものの変化
● 生理後~卵胞期(増殖期)
・ 生理直後おりものが少なく、粘り気がやや強め
・ 徐々に分泌量が増え、透明度が低い状態に
・ 少量の血が混じり、茶色っぽくなることも
● 排卵期
・ おりものの量がピークに!
・ 卵の白身のようなゼリー状で、さらっとしている
・ ニオイはほぼなく、精子が子宮に届きやすい状態
?この時期は妊娠しやすいタイミングでもあります!
● 黄体期(生理前)
・ おりものの量が減り、粘り気が強くなる
・ 白く濁ったり、黄色っぽく下着につくことも
・ ニオイが強くなることがあり、生理前兆として少量の出血がある場合も
おりものの変化を意識すると、「そろそろ排卵日かな?」「生理が近いかも」と体のリズムがわかるようになります。
さらに、異常な変化に気づきやすくなることで、体調不良や感染症のサインをいち早くキャッチすることも!
●こんな変化に注意!
・突然おりものの色が変わった(黄緑・灰色・ピンクなど)
・悪臭を感じる
・量が急に増えた or 極端に減った
・かゆみや痛みを伴う
普段からおりものの状態をチェックして、体調の変化に気づけるようにしておきましょう。