
デリケートゾーンのトラブルは正しいケアで予防できる
デリケートゾーンは生理時の経血やおりもの、汗、皮脂などの汚れが溜まると、雑菌が繁殖しやすくなります。
また、下着やナプキンに覆われているため通気性が悪く、蒸れやすいため刺激を受けやすい状態です。
これらがかゆみやニオイ、黒ずみなどの原因となるため、デリケートゾーンはとくに丁寧に洗い、清潔に保つことが大切です。
デリケートゾーンの正しい洗い方
①ぬるま湯で汚れを落とす
まずはじめに、35~37℃程度のぬるま湯でデリケートゾーンの汚れを流します。
熱いお湯で洗うと必要な皮脂まで流れ、乾燥しやすくなってしまうためです。
洗い流す際は前から後ろに向かってやさしく汚れを落としましょう。
②デリケートゾーン専用ソープでやさしく洗う
つぎに、デリケートゾーン専用ソープをしっかり泡立て、やさしく洗っていきます。
デリケートゾーンは複雑な形状をしており、「恥垢」という汚れが溜まりやすいです。
「恥垢」とは、汗や皮脂、おりものなどからできるデリケートゾーンに溜まった汚れのことで、放っておくとニオイや感染症などのトラブルの原因になることがあります。
洗い残しがないよう、細かい部分も丁寧に洗いましょう。
また、身体用のボディーソープでデリケートゾーンを洗うと、洗浄力が強く刺激になってしまうため、デリケートゾーンのpH値に合わせた弱酸性のデリケートゾーン専用ソープを使用しましょう。
③泡がなくなるまでしっかりすすぐ
洗い終わったら、泡が残らないようぬるま湯でしっかりゆすぎましょう。
すすぎ残しがあるとニオイやかぶれの原因になる可能性があるため、指の腹を使って丁寧に洗い流しましょう。
洗ったあとはすぐに保湿を
①ぬるま湯で汚れを落とす
お風呂あがりは水分が一気に蒸発し乾燥しやすい状態です。
肌が乾燥すると、バリア機能が低下し、かゆみや黒ずみ、感染症などのトラブルを引き起こしやすくなるため、洗い終わったらすぐに保湿をしましょう。
デリケートゾーン専用のジェル、クリーム、オイルなど自分に合った保湿アイテムを選んでみてください。
デリケートゾーンを正しくケアして清潔に保とう
デリケートゾーンは複雑な形状により汚れが溜まりやすく、トラブルの原因となる雑菌が繁殖しやすい環境です。
毎日の正しいケアで、デリケートゾーンを清潔に保ち、トラブルを予防しましょう。